今回はCAの仕事の一つである【スタンバイ standby】について詳しく解説していきます。
CAのスケジュールでフライトの次に多いのがスタンバイです。私の航空会社では月に0-3回ほどスタンバイが入ります。
スタンバイとは?
スタンバイとは、待機のことです。
担当クルーの急な病欠や機材変更(緊急脱出時の保安要員として乗務しなければいけない最低人数が決まっているため)などのイレギュラーで、急に欠員が出たときは代わりのクルーを呼ばなければなりません。
代わりのクルーとして呼ばれるのがスタンバイに業務しているクルーたちです。
スタンバイの時は会社から呼ばれたらすぐにフライトに駆けつけれるよう待機しています。
スタンバイの種類
スタンバイには空港に出社して待つ空港スタンバイ(airport standby)と、自宅で待機するホームスタンバイ(home stnadby)の2種類があります。
空港でも自宅でもスタンバイの時間内にフライトに呼ばれなかったら、業務終了です。
基本的にはフライトに備えてスタンバイしていれば何をしていても大丈夫ですが、飲酒はもちろん禁止です。
空港スタンバイ
まず空港スタンバイは、実際に出社してオフィスや空港内でフライトに呼ばれるのを待ちます。
制服を着用して、髪やメイク、身だしなみも整えて待っています。
どこに行くか分からないのでスーツケースにはステイにも対応できるように準備をしていく必要があります。
ホームスタンバイ
ホームスタンバイは自宅で会社から電話が来るのを待ちます。
空港スタンバイに比べて呼ばれる確率が低いとは言い切れません。自宅からも電話がかかってきたらすぐにフライトに駆けつけられるように待っておく必要があります。
スタンバイ後のスケジュールは?
私はスタンバイがあまり好きではありません…
なぜならスケジュールが大きく左右されるからです!
ここからは実際にどのようにスケジュールが変更するのか説明していきます。
私は去年のクリスマスイブ12/24がスタンバイでした。
日付けが変わる23日の時点で会社から電話が…
会社「今夜発の3泊のハルビン線お願いします。」
私「はい。… えーーーーーー!!!泣」
こちらが元々のスケジュールです。
クリスマス当日はルームメイトとお昼からクリスマスパーティーをする予定でした。
25日も夜からフライトはありましたが終わってしまえば26日からはお休みで、金曜日と土曜日がオフでした。
こちらが変更後のスケジュールです。
3泊4日の中国、ハルビン線にアサインされました。
オフ自体の数は増えましたが、クリスマス丸々中国にステイ!
金曜日のオフは予定がありましたが、スケジュールが一気に変わってしまい予定はキャンセルです。
結果、良いクルーに恵まれ、クリスマスは中国のハルビンで楽しく同僚と過ごしました。笑
今ではいい思い出です!
いかがでしたか?
スタンバイはフライトに呼ばれるか呼ばれないか、日帰り便かレイオーバーか、行先も含めて運次第です!
いつどのフライトに呼ばれるかわからないので精神的に疲れますが…
それでも自分が体調不良になって病欠せざるを得ない時は助けられていますし、航空会社としてすべての便を運行するためには仕方ない、必要な仕事です!
この記事を読んでいるCA志望者の方も、CAになったら必ずスタンバイを経験することになります。
きっと思い出に残る日、フライトができると思います!
最後までお読み頂きありがとうございました^^
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