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CA目線から考えるLCCで働くメリットとデメリットについて

CA生活

今回は【LCCで働くメリットとデメリット】についてシェアしたいと思います。

CAを目指している人の多くがフルサービスの航空会社に目を向けていると思います。

私も入社前後はいずれはLCCからフルサービスの会社に転職したいと考えていました。ですが実際にLCCで働いてみて、LCC も悪くない… !と思い今に至ります。

そこで今回はLCCで働くメリットとデメリットを紹介して、CA受験生の視野を広げてもらうきっかけになればと思っています!

ここで紹介したことが全てのLCC航空会社に当てはまるわけではないので、その点は注意してください。

まずはメリットからです。

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メリット

楽しく働ける

LCCは希望者だけにサービスするので、フルサービスの航空会社に比べて仕事量は少ないです。体力面でも、フルサービスほど重いカートを押すことも少ないですし、次に紹介する人間関係も含めて総合的に楽にヘルシーに働けると思います。

またカジュアルで自由度も高く、例えばグルーミング(髪やネイル)の規則が緩いところでは個性を生かすこともできます。

会社自体も個性的なところが多く、社風からして楽しく働ける雰囲気の会社が多いと思います。

・SCOOT
https://www.flyscoot.com/en/fly-scoot/who-we-are/scootitude

・PEACH
https://corporate.flypeach.com/

LCCの社風が分かると思います。是非参考にしてみてください。

上司やパイロットとの距離感が近い

会社のカラーは様々ですし、感じ方には個人差がありますが、LCCのほうがアットホームな会社が多いみたいです。

(元SQや元エミレーツ、元カタール、元JALの同僚、大手日系で働く友人や、他のLCCで働く友人の話を参考にしています。)

大手より会社の規模が小さくなるから、フルサービスに比べて使用機材が小さくクルーが機内で打ち解けやすいからなど理由はいくつかあると思いますが、とにかく人間関係がいい事は働く上で重要なポイントです。

今の会社も個人的には風通しの良い会社だと感じています。上下関係がフラットで、年齢の壁をあまり感じません。

初めて日本線を乗務した際は両親が空港まで迎えに来てくれたのですが、キャプテン(機長)と1番下っ端の私が話しながら出てきた所を見てとても驚いていました。

客室責任者以外のCAでもパイロットと話す機会は多いです。

使用機材の種類が少ない

LCCは使用機材の機種が少ないところが多いです。

現在私は2機種(B787, A320) のライセンスを持っていますが、日系LCCでは1種(B737, A320など) しか保有していない会社もあります。

一方でフルサービスの航空会社は使用機材の種類が多いところが多いです。

特にANA, JAL, 中国東方、カタールは保有機種が多く、CA1人で5機種のライセンスを持っている方もいるそうです。

飛行機は機種によってドアの開け方や非常設備、ギャレーの配置なども変わってくるので、その分覚えることも増え仕事に慣れるまでに時間がかかります。

免許を更新するためのテストも機種ごとに受けなければいけないので、勉強量も増えて大変です。

どちらかというとLCCのほうが平均して保有機種は少なく、仕事に早く慣れることができます。

デメリット

続いてデメリットについてです。

サービスが終わらない

LCCにはサービスがないと思われがちですが、希望者に有料でサービスすると言うスタンスをとっています。

そのため機内販売の購入を希望する方が多ければ多いほど、忙しくなります。

お客様それぞれのタイミングでお食事やお飲み物を購入されるので、その度お客様からオーダーを取ってお食事を準備してお出ししなければなりません。

特に中国線やオーストラリア線は離陸してから機内販売終了のまでの約6時間、ノンストップでサービスが続くこともあります。

このような忙しいフライトもあります。

世間のLCC に対する偏見

世間のLCCに対する偏見は無いとは言い切れません。特に日本人のお客様はLCCに慣れてない方が多いと感じます。

飛行中に揺れたり、遅延したり、イレギュラーが発生すると「LCCだから」と言われてしまうこともあります。

また、私生活で職業を聞かれてCAだと答えるとシンガポールではSQのCAだと思われることが多いです。

LCCだと分かると少しがっかりされたような?何度か肩身の狭い思いをしたことがあります。

お給料が少ない

私はそこまで不満ではないですが、たしかにお給料はフルサービスの会社に比べてLCCは少ない所が多いです。

シンガポール内で比べると、SQ(約4500$)とLCC(約3000$)の差は歴然ですが、大手日系と手取りを比べるとそこまで差はありません。(SQは世界的に見てもお給料がかなり良い航空会社です。)

お給料は多いに越したことはないですが、十分に生活できていますし、貯金もできています。その分体力的にも精神的にもストレスなくヘルシーに働けていると感じています。

 

いかがでしたか?

メリットもあればデメリットもありますが、お給料・就航地・福利厚生などは会社によって変わってきますので一概にフルサービスまたはLCCだから良い悪いとは言い切れません。

LCCからフルサービスに行く人もいらっしゃいますし、フルサービスからLCCに転職されてきた方もいらっしゃいます。

どちらにも魅力があると思うので、これをきっかけに是非視野を広げてLCCにも目を向けてみてください!

日系と外資系の比較した記事第2弾もあるのでこちらも参考にしてみてください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました^^

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