今回はCAがフライト前に行っている【ブリーフィング (briefing)】についてシェアしたいと思います。
ブリーフィングとはフライト前のミーティングのことです。
CAは空港内のオフィスに出社し、まず各フライトごとにテーブルを囲み、クルー全員でブリーフィングをしてからフライトに向かいます。
それではブリーフィングの内容を紹介していきます!
クルー同士の自己紹介
ほぼ毎回初めて会う方とフライトすることになるので、自己紹介をして皆の顔と名前を一致させます。
パスポートや書類のチェック
パスポートや免許の期限が切れていないか確認したり、フライトに必要な書類のチェックなどをします。
担当ポジション
客室責任者からフライトで担当するポジションが言い渡されます。
フライトの注意事項
客室責任者からフライトに関する注意事項の共有があります。
・サービスの内容確認
・フライトの注意点
などフライトに必要な情報を皆で確認します。パイロットがフライト時間や合流して上空の天候や揺れなどについて共有してもらいます。
ディスカッション(Discussion)
そしてブリーフィングを締めくくるのがディスカッション(Discussion) です。
ディスカッションでは機内で起こりうる様々なシチュエーションの質問が投げかけられます。
例えば
・緊急脱出の手順
・非常用設備の使用方法や設置場所
・火災が発生した場合の対処方法
・急病人の応急処置の手順
など数え出したらキリがありません。
その時になるまでどんな質問が来るのかも分かりません。
新人の頃はブリーフィングがとても苦痛でした。ディスカッションは話し合って解決策を出すというよりきちんと覚えているかテストされる感覚です。
勿論クルーは全員同じ訓練を受け、様々な状況にも対応できるよう学んでいるので答えられることが当たり前です。
ですので答えを間違うとピリピリと何とも言えない空気が漂います… その後のフライトにも影響しかねません!笑
全く答えられない場合はフライトから外されてしまう可能性もあります。
いかがでしたか?
ブリーフィングは客室責任者によって雰囲気が異なります!
とてもリラックスして和やかに行われる場合もあれば、ニコリともしない、目も合わない(CAとしてどうかと思いますが笑)圧迫面接ならぬ圧迫ブリーフィングの時もあります。
事前に評判の良くない方と一緒にフライトすることがわかった時は、フライト前に猛勉強します。笑
客室責任者によってブリーフィングの長さや中身は多少変わりますが、ディスカッションも含めて一緒に飛ぶクルー皆で知識や情報を共有してからフライトに向かっています。
私も今では慣れましたが、機体の種類によって非常用設備やドアのオペレートも違いますし、サービスも進化していくので日々勉強することが本当に大切です。
CA内定者やCAを目指している方に役立つ情報となったら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました^^
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